既にあちこちで騒がれている ホテルオークラ 本館の建て替え。いつも散歩で前を通るため親しみがあり残念です。
都内に住んでいるとオークラに泊まる機会がないので、今年のゴールデンウィークはあえて泊まりに行ってみました。
あらためて考えるとオークラの外観はよく見ているのに、建物の中ってほとんど見たこと無いのですよね。たぶん2003年に、隣接している大倉集古館の見学に行った時以来だと思います。
当時は(大倉集古館)設計者の伊東忠太に興味があり、氏の設計した建築を片っ端から見て回りました。
左手の建物が一足先に改修が始まっている大倉集古館です。建物の側面なので分かり辛い。
2018年のリニューアルオープンが待ち遠しいです。
話は戻り、オークラ本館。
いつも虎ノ門ヒルズ経由で歩いてくるので北東に面するこちらから。
黄金色に輝く庇には “Hotelu Okura” の文字。
敷地内の向かって右手には気持ちの良い緑道があります。
都内の一等地にあるとは思えない程の緑豊かな佇まい。
こどもの日なので鯉のぼりも。
中に入ると、
とてもモダンな造り。手が込んでいるのに落ち着きがあり、スペースのとり方がゆったりしています。
今どき無いですよね。ここまで優雅な空間。
ラウンジはロビーから階段を3段降りたところにテーブルセットを設けており、視界の抜け方を配慮した空間構成は絶妙です。
市松模様の絨毯に、漆塗りのローテーブル。
こちらはこどもの日にあわせて五月人形の鎧飾りです。
季節の風物詩展示という事で、床の間のような使われ方でしょうか。
ちなみにこちらは別館です。7月から別館だけの一棟体制に移行するそうです。
こちらはベッドメイキングですが、綺麗な和紙の折り鶴。
こういう手仕事による、ちょっとした気遣いも素敵なんですよね。
【関連記事】