ROSE GARDEN の次は RIRAN’S GATE (リランズゲート)です。
これまでのレンガタイルがメインの外観と違い、コンクリート打ち放し仕上げ。
屋根も切妻屋根からヴォールト屋根に変化しています。
敷地の形状に合わせて分割した3棟を、細い中庭を設けながらセットバックするように配置しています。
建物内に入ると、決して大きくない中庭ですが明るくて効果的。
無機質なコンクリート打ち放しの外観とは裏腹に、内部は植栽の緑に溢れています。
植栽と建築が一体になっていて、とても有機的な印象。
地下に降りると “ギャラリー島田” の入り口があり、通路にはちょっとした作品も置いています。
上を見るとアールの壁を使ったトップライトのような吹き抜け。さり気なく地下に光が降り注ぐ。
少し開いたりズラしたり、セットバックさせたりしながら巧みに光を採り入れる手法は、初期の頃から上手いですね。
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