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TOTOシーウィンド淡路 | 安藤忠雄の建築

旅行も兼ねて関西方面の安藤忠雄さんの建築を見ようと、 TOTOシーウィンド淡路 (旧:TOTOセミナーハウス)に行きました。

当初は大手メーカー “TOTO” のセミナーハウスということで建築の見学を諦めていたのですが、現在はホテルとして営業しています。たまにドラマの撮影でも使われていますよね。
東京からのアクセスは少々悪いのですが1度は見てみたい建築。行ける時に行ってしまおうと、淡路・神戸の建築見学第1弾はこちらに決定しました。

まずは新幹線で東京から新神戸にむかい、そこから高速バスで淡路島に渡ります。

明石海峡大橋

こちらは明石海峡大橋。高速バスで淡路島の津名港へ向かっているところです。
兵庫県も淡路島に渡るのは初めてなので、国内旅行とはいえワクワクするものですね!

1時間30分ほどバスに乗り、経由地の津名港に着く頃はちょうどランチタイム。さっそく近くの飯屋をググったところ、非常に評判の良いお店を発見。

いづも庵のタマネギつけ麺 華

こちらは いづも庵 といううどん屋さんですが、ここが大当たりでした!
人気No1メニューという事で、“タマネギつけ麺 華” を注文。これがとんでもなく美味い!
お世辞抜きに今年食べた物の中で一番美味かった。店内に著名人の色紙がたくさん飾られていますが、テレビ等でも紹介される有名店らしいです。

 

腹ごしらえが終わり一路 “TOTOシーウィンド淡路” へ!

大阪湾の風景

交通手段が限られるためタクシーを使うのが1番楽ですが、景色を見ながらホテルまで歩く事にしました。約6kmの散歩です。
ちなみに淡路島は電車がありません。今回の旅行を決めるまで知りませんでした。

 

大阪湾と淡路ワールドパーク ONOKORO

9月に入り涼しくなったとはいえ、日差しが強くて汗が止まりません。失敗したかな。。。

 

淡路市の田畑

海沿いの高台をこえて平地に入ると、あたり1面に田畑が広がっています。山を隔てた海側とのコントラストが面白い。

 

TOTOシーウィンド淡路

しばらく平地を歩いて、また山を登ると到着です。この山道が結構キツイ!

 

TOTOシーウィンド淡路のアプローチ

ホテルへのアプローチに到着。さすがにヘトヘトですが、建築を目の前にするとテンション上がりますよね。

 

TOTOシーウィンド淡路のエントランス

エントランス。右側のガラスの自動ドアが全開オープンになります。この豪快さが好き!

 

TOTOシーウィンド淡路のエントランス

 

TOTOシーウィンド淡路のエントランスホール

中に入るとエントランスホールとロビーの連続空間があります。
加藤可奈衛さんのオブジェや安藤さんのドローイングなども展示されており、いかにもホテルっぽくないインテリアが良いですね。
ホテルスタッフも人感センサーにより事務所から出てくる感じで、受付カウンターには基本的に常駐していません。

 

TOTOシーウィンド淡路のロビー

メディアでよく見かけるショット!水平線に向かって突き出す感じはとても気持ちが良い。

 

TOTOシーウィンド淡路から見る水平線

永遠に見ていられる。。。

 

TOTOシーウィンド淡路のロビー

ロビーから見上げる大階段は、とても安藤さんらしいデザインです。

 

TOTOシーウィンド淡路から見る海

建物内の移動は1度外部に出るのですが、これがまた気持ち良い!(台風の日は大変かもしれません。笑)

 

TOTOシーウィンド淡路のエレベーターシャフト

上下の移動に使うエレベーターシャフト。離れになっているので、いちいち外に出ないと館内を移動できないのです。
お客さんは楽しいけど維持管理するスタッフは大変かもしれません。。。笑

 

TOTOシーウィンド淡路のプール

入れる時期を逃してしまいましたがプールもあります。次回は暑い時期に来よう!

 

TOTOシーウィンド淡路

こちらが先程の大開口の見上げです。とても豪快なカンチレバーで、やりたいことが明快なデザイン。

 

TOTOシーウィンド淡路の内部廊下

客室へ向かうため内部廊下へ。もう横尾忠則さん的なアレや!笑
ちなみにY字路の中央はタバコの自販機が入っています。こんなとこまで来てタバコ吸うな。

 

TOTOシーウィンド淡路の客室

そして客室。とてもユッタリしていて気持ち良い。

 

TOTOシーウィンド淡路の客室家具

よくありがちな建築家のデザイン監修と違い、家具デザインなども安藤さんの事務所なので、見ているだけで面白く学びも多いですよね。材料の使い方も上手く、安い材料に落としているところもチープに見えません。

 

TOTOシーウィンド淡路 部屋からの景色

私が宿泊した部屋の窓からは、海ではなく樹木しか見えません。
ホテルスタッフに教えてもらったのですが、「山の中に建物が埋もれて欲しいから木は切らないでくれ」と安藤忠雄さんから言われているらしく、あえてそのままにしているそうです。
設計者としてはとても気持ちは分かりますが、旅行客としては全く理解ができません。(部屋からも海が見たい!笑

 

TOTOシーウィンド淡路のレストラン

こちらはホテルのレストランです。
レストランといっても元々はTOTOの保養所的なアレなので、そんなに畏まっていません。

 

TOTOシーウィンド淡路のレストラン

室内の雰囲気はこんな感じ。
もちろんウェイターさんもいてサービスはレストランと変わりませんが、ホテルの浴衣で来てもOKです。

 

淡路牛と淡路ポークのしゃぶしゃぶ

食事は “淡路牛と淡路ポークのしゃぶしゃぶ” のコースを注文。せっかくの淡路島を堪能です!

 

あわぢびーる

淡路島では、こちらの あわぢびーる (AWAJI BEER) という商品を良く見かけますが、これがなかなか美味しい。
ウェイターさんのオススメでアルト (Alt) という銘柄を飲みましたが、色々あるのでネットで飲み比べしたいと思いました。

 

TOTOシーウィンド淡路のレストラン

ちなみに朝のレストランはこんな感じです。ちょうど朝日が入る方角で気持ち良い。

今回はスケジュールの関係で1泊しか出来ませんでしたが、次は連泊で来たいと思います。
自然豊かな環境なので、建築の事すら考えずにゆっくりしたいですね。

 

ホテルのついでにオススメしたいのが、近くにある “森のオト。こぞらそう” というカフェ。ゆっくりしすぎて写真を取り忘れたのですが、とても雰囲気が良く地元でも人気のカフェです。(Googleの評価で4.4ですよ!)
移動疲れもあり、おやつの時間から閉店間際まで居座ってしまいました。

森のオト。こぞらそう

帰りがけ、店員さんに地元のバスの事を教えていただいたのですが、1時間に1本のペースでホテルからバス停までは3km程の距離があります。歩いて行く事を伝えたら案の定おどろかれました。笑

店を後にし、近くの自動販売機で水を買っていると、
「バス停まで送っていきますよ!」と、車で追いかけてきてくれた店長(オーナー?)さん。

親切な心遣いに涙が出る思いですが、帰るのは明日である旨を伝えると、、、
「明日は10:00にお店がオープンするので、10:30以降なら…」

本当に親切ですよね!とてもありがたかったのですが、さすがにお仕事の邪魔をするわけにはいきません。
お気持ちだけいただき翌日この地を後にしました。

 

>> 本福寺水御堂へ続く

 

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