ウェスティンホテル淡路から通路を通り、 淡路夢舞台 の中心付近にある “円形フォーラム” に向かいました。
半屋外的な通路で、湿度がかなり高め。雨のような音が響き渡ります。
上部の横スリット(ハイサイドライト?)を覗くと、小さな滝のように水が流れ落ちている!
外から見ると、中央の雛壇状の水盤の中を通っているようです。
ちなみにこちらは “貝の浜” と名付けられた広大な水盤。
本物のホタテの貝殻100万枚を、職人が手作業で敷き詰めたとの事です。まるでタイルのように綺麗な割り付け!
通路を抜けると “円形フォーラム” に出ます。文字通り円形の壁とスロープに囲まれた筒状の空間。
見上げると安藤さん十八番的な突き出しの通路。特に何もありません。
直径約32m、高さ約11mの吹き抜け空間で、壁の開口から外の風景を眺める事ができます。
中央に見えるモニュメントは狙っているのか偶然なのか。
更に進むと “海回廊” という海側に開いた回廊に出ます。
その横にはホタテ貝を敷き詰めた人工水盤。
こちらは水盤から流れ落ちる滝。
中は通路になっていて、円形フォーラムから “レストラン&ショップ” にアクセスします。
下から覗くと正面が海回廊。
滝を抜けると “空庭” という空間に出ます。ジャイアント・オーダーによる神殿チックなファサード。
足元はインドの階段井戸を思い出す階段デザインです。たぶんガラスの手摺りは付けたくなかったでしょうね。笑
空庭というネーミングの意図は分かりませんが、コンクリートの壁や梁によって切り取られた空を楽しむ感じでしょうか。
レストラン&ショップの屋上庭園は “山回廊” という水盤を囲む回廊になっています。
開放的な海回廊とは違い、磨りガラスで景観を遮断したコロネードのデザイン。
水盤・植栽・空のシンメトリカルな空間。
動線が複雑で、自分がどこを歩いているのか分からなくなってきます。
山回廊と海回廊に挟まれるように “楕円フォーラム” があります。
コンクリートの型枠や墨出しが面倒くさそう。笑
階段を降りて建物内に入ると、
ツノのようなものが壁を貫いている!しかも斜めに。
ツノのような物は日時計の針ですね!
どうやって時刻の位置を調整したのか分かりませんが、針の影に合わせて位置を決めたという感じでしょうか。
そして “水庭” といわれる掘り込まれた水盤の広場。
軸をずらした壁で構成され、単調になりがちな空間に変化とスロープによる上下移動を加えています。
【関連記事】